TF director blog #48
皆様こんにちは。TFディレクターの関です。
日本では4都府県に(また)緊急事態宣言が出されていますね。
そんなニュースを見て、海の向こう(こちら)側から
「なんだかなあ・・・」
という気持ちになりますが、その気持ちはこれを読んでいる皆様の方が大きいのかなとも思います。
そんな事を思うフランスでもまだ生活必需品以外の店は開けられない状況です。
さて、先月ご紹介した藍泥染のシャツに続きまして今月もS Hの事を。
2018年秋冬からスタートして毎シーズン少しずつ気に入ったシャツを自分用にオーダーしていますが、今シーズンは藍泥染のレギュラーカラーと新型のブレザーを。
それに同素材で作ったトラウザーズをセットアップで。
何シーズンか前から作ってみたかったトラウザーズ。
S Hで使っているオックスフォードは通常のシャツ地よりも厚手なので、きっと合うだろうなと思っていました。
ダブルニーのペインターパンツなんか面白そうだなと妄想だけは毎日していました。
そんなある時(1年ちょっと前)NEATのデザイナーの西野さんとお仕事する機会があり、その後いらして頂いたS Hの展示会で「何か一緒に作りましょう」という流れに。
ちょうど10型目のブレザーを企画する前だったので、じゃあセットアップ用にトラウザーズを作って欲しいとお願いをして完成したものが今作です。
S Hとして他のブランドと一緒に何かを作るのは初めてでしたが、理想通りの仕上がりになりました。
シャツと同様3色展開ですが、自分用には一番難しそうな白を。
白シャツと合わせてツナギ風に着るのもアリかななんて思っています。
全身白なんてちょっと気恥ずかしいかもしれませんが、最近はファッションを楽しみたい欲が出てきているので挑戦してみようかと思っています。
そして記念すべき10型目のブレザーも今までで一番手の込んだ仕上がりになっています。
某アメリカブランド”B”の昔の紺ブレをモチーフに作ったブレザーですが、ジャケットの作り方ともシャツの作り方とも違う変わった仕様が特徴です。
袖の開きもS Hならではの仕様になっています。
S Hの他のアイテムもそうなのですが、元ネタのサイズ感はあまりいじらないようにしています。
このブレザーも着丈が長く所謂「おじさんジャケット」らしいシルエットですが、それをこの素材で作ると不思議とモダンな印象に。
よくあるシャツジャケットよりはちゃんとしているんですが、シャツ素材のテーラードジャケットほどカッチリしていない。
言うなればテーラードジャケットの中身を抜いた羽織りアイテム、みたいな雰囲気です。(伝わりますかね・・・?)
他のシャツと同様に洗い晒しをラフに袖捲りして着たら格好良いだろうなーって思っています。
そしてそれに合わせる白いトラウザーズ・・・
イメージだけは完璧です。
JUTTA NEUMANNなんか履いちゃったりして・・・
この夏に一回くらいは挑戦したいです。(少なめ)
白は予想通り不人気カラーなので、まだ全サイズ揃っています。
白セットアップの仲間を募りたいものです・・・
まだまだ大変な時期は続きますが、こんな時だからこそTFは今年の10周年に向けて着々と準備を進めています。
こんな時期でも(だからこそ)攻めてるなーとワクワクする内容かと。
きっと皆様にも楽しんで頂けるかと思っています。
それでは皆様、また5月末にお会いしましょう。
気が付けばいつの間にか夏になってしまいそうなこの季節。
制限のある中ではありますが、皆様が少しでも気持ちよく過ごせる事を願っています。
TF ディレクター関