awasaのダックについて。
こんにちは、TFの鈴木です。
多分目の悪い人あるあるかもしれません。
外出時にサングラス(度入り)をかけて出かけて、眼鏡を鞄に入れておくのですが、、今日は眼鏡を忘れてしまいました。
まさに。
状態です。
店頭で目が透けないサングラスをかけるわけにはいきませんので、、、今日は裸眼でお送りをしております。
画面まで10cmの距離で筆を進めております。
さて、店頭には続々と春夏の新作が並び始め、多くのお客様にご来店、お買い上げをしていただいております。
今週の個人的目玉商品はこちらでしょうか。
Be prepared × awasa
naturally coloured cotton duck china jacket
col : natural
size : 1 , 2 , 3
cotton 100%
¥63,800-
naturally coloured cotton duck coverall jacket
col : natural
size : 1 , 2 , 3
cotton 100%
¥60,500-
naturally coloured cotton “Duck Kamibukuro”
col : natural
size : F
cotton 100%
¥9,350-
awasaがデビューコレクションから継続してご一緒している、Be preparedとのコラボレーションシリーズ。
シリーズと言っても毎回まったく違うテーマで作っているので、映画の続編みたいな“第何弾”的な不安はあまり無く。
都度、ちゃんと新鮮に楽しんでもらえる内容になっているんじゃないかなと思っています。
awasaは、女性デザイナーとディレクターを務める僕の二人で基本のラインナップを決めていますが、このシリーズだけは、小林さんを交えて三人で進める企画。
そこも、ちょっと特別。
今回はどちらかというと、完全にデザイン先行の企画でした。
(特にチャイナは)
デザイナーが普段からよく着ているチャイナジャケット。
ビープリの小林さんが、「着ないけど、好きで集めている」チャイナジャケット。
この2人の“好き”が重なって、「なんかチャイナで作りたいですね」から始まった企画だったかと思います。
話に上がったのは、2026ssの企画よりずっと前。
たしか25ssとか、25fwとか、それくらいのタイミング。
ですがただ、単純に
・デザイナーが着ているチャイナ
・小林さんが気に入っているチャイナ
これをそのまま作っても、たぶん僕と小林さんは着ないなという現実がありました。
故に、TFのお客様にも刺さらない。
チャイナジャケットに興味はある。
でも、正直ニッチなアイテムでもある。
じゃあ、どう落とし込めば「着たい」と思ってもらえるのか。
ですが意外と、
「ここがストレス」
「ここがこうだったら良い」
みたいな部分はすんなり決まっていきました。
顔つきはチャイナジャケットですが、着た時のバランスは、むしろワークジャケットに近いかもしれません。
70年代頃、中国の国営企業で大量生産された衣服の一部が、貿易や移民を通じてヨーロッパに渡った背景があって、いわゆる“フレンチチャイナ”なんて呼ばれたりもします。
“チャイナ”という呼称ではあるんですが、実際には「ヨーロッパで育てられたワークウェア」みたいな顔をしているものも多い。
今回のイメージも、どちらかというとそっち側。
ただ、ベースにしているのはもっと古い、THE CHINAなジャケットなので、そう見えない人もいるかもしれません。
そんなふうに、デザイン先行で進んでいたある日。
awasaのデニムをお願いしている生機屋さんから、一本の電話がありました。
「デッドストックの茶綿が見つかって、糸にしてみたんですけど、、」
面白そうだなと思って、すぐにテスト反を作ってもらいました。
結果、出来上がったのが今回のダック生地。
(他にもヘリンボーンとか、いろいろ試しました)
その生地を見て、デザイナーが一言。
「これでチャイナ、作りません?」
そこから一気に現実味を帯びました。
僕はというと、 「綿/麻素材で作れないかな~」とか「まあ、まだ先かな~」くらいのテンションだったので、正直、目から鱗。
小林さんもすぐに乗ってきて、「ボタン、スエードとかどうです?」なんて、核心の部分までスッと決まっていきました。
そうして完成したのが、今回のawasaチャイナです。
、、、あれ?カバーオールは?って話ですが。
実は、カバーオールも流れはほぼ同じです。
フレンチワークのジャケットって、好きなんですけど、「襟の形がどうしても苦手」という話で盛り上がりまして。じゃあデザインし直そう、となって形は良くなりました。
でも今度は、フレンチワーク特有のあのブルー、ナス紺。
あの色が、絶望的に似合わない。
岡本さんみたいにシュッとした人なら似合うんでしょうけど。
かといって、某チョアコートみたいな方向に寄せると、悪い意味で“似合いすぎて”しまうし、意図してない方向に行ってしまう。
そのまま止まっていた企画が、このデッド茶綿ダック(って書くとダサい)で、また動き出しました。
、、、が、正直、全然売れてませんでした笑。
ほぼTFのオーダー。
結構良いと思うんだけどなぁ、、。
まあ、ということで、結構仕入れてます。
ワークジャケットに思うところがある方は、ぜひ。
このダック生地、少しだけ洗いと加工はしているんですが、本来はもっとパリッと、紙みたいな質感。
東京・神田淡路町にある、とある洋菓子店の紙袋。
あれに見た目がすごく似ていて、しかも小林さんがその店が大好きで。
そんな流れで生まれたのが、"Duck Kamibukuro"。
ノリと勢いで作った感も多少ありますが、、、出来上がりはかなり良いと思っています。
どれも、ぱっと見は地味かもしれません。
でも、ちゃんと育てがいのある服にはなったと思います。
末長く。
それに尽きます。
黒とかネイビーが好きなのは百も承知です。
春夏ですし、この辺の色味を皆様に取り入れていっていただけると嬉しいです。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。