TF director blog #70

皆様こんにちは。TFディレクターの関です。



東京は梅雨入り宣言を待たずして既に雨続きと聞いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。



こちらParisはようやく春の陽気です。



前回のdirector blogを書いた時はまだまだ寒くカシミヤのジャケットが着られるほどでしたが、ここ2週間ほどで急に暖かくなりました。



気温以上に強い太陽の日差しを浴びるともうすぐ夏が来るなと実感します。





先月はS Hのシャンブレーシャツについて書きましたが、今月もシャンブレーの続きを。



やはり春らしい素材ですから繰り返しご紹介したくなることをお許しください。




S Hはシャツブランドですが、たまにはパンツが作りたくなります。


以前は2シーズン続けてパンツ専業ブランドのNEATと一緒にスラックスを作りましたが、今シーズンはS H単独で初のショーツを作りました。


今回のシャンブレー素材だとロングのパンツは強度的にちょっと心配(ショーツだと膝がないので生地が引っ張られない)だったのと、シャツとショーツのセットアップって最高に格好良いなって思ったのが作った理由です。


型としてはアメリカ軍のM-65パンツをぶった切ったイメージ。


大昔はカットオフの軍パンが流行っていた気がしますが、最近はあまり見かけないかもしれません。


ショーツにするならディテール多めのM-65パンツの方が良いなと思いましたが、少し短めの丈にしたかったのでカーゴポケットの位置はかなり上に移動しています。


ドローコードは少しだけ絞ってシルエットに丸みを付けられるように。


膝上丈のさっぱりしたショーツでサンダルなんかと合わせて、夏に気持ちよく穿いてもらえると思います。


嵩張らないので旅行にもおすすめですよ。




シャツもバッグも同素材で作っているので、全部セットにしちゃって夏の浮かれた気分も演出(?)できます。


まあそれは冗談としても、この素材の良さをシャツでもショーツでも味わって欲しいです。



バッグは完全に自分好みですが、簡易的なワンショルダー仕様です。



「鞄」というよりは「袋」という形に惹かれてしまうので、こういった気取らない作りのバッグをよく作っています。



でも所謂エコバッグだと素材が良くないので、一回洗濯するとびっくりするくらい小さくなったりシワシワになりすぎてしまう経験、皆様にもないでしょうか。



その点、S Hの素材は洗うことを前提としている為、洗って長く使える簡易バッグという理想的なバランスに仕上がっています。



今シーズンはシャンブレー以外にもいくつかシャツ素材があるので。



刷毛目と細いストライプでもバッグを作りました。(あとリネンの製品染も)



ノートPCなど重いものは運べないですが、日常で持つ荷物なら十分な容量。



着こなしに適度な抜け感も出せるのでこの季節は特にお薦めです。



以前はプリントでS Hロゴを入れましたが、今回は刺繍にしてみました。



SとHがバッグの両端に離れて配置されている独特のデザインが「らしい」かなと。

パキッとした立体感のある太めの刺繍がシャツ素材とのミスマッチを生んでいるのも気に入っています。



このバッグ、丁度ウェブショップにも掲載されたようなので、気になる方はチェックしてみてください。



ショーツスタイルにはもちろん、Tシャツにデニムなんてスタイルにも合わせたら格好良いだろうなって妄想しちゃいます。

それでは皆様、また6月末にお会いしましょう。


ジメジメした憂鬱な季節も、お気に入りの洋服やバッグと一緒になら乗り切れそうですよね。










TF ディレクター関

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