sazare SK-01



さざれ


[名]   「細石(さざれいし)」の略。
[語素]  名詞の上に付いて、細かい、小さい、
       わずかな、などの意を表す。





さざれとは「こまかな」「こまかな石」を意味する言葉です。


日本の国歌にも登場する「さざれ」は、さざれ石(こまかな石)が千年、八千年という遠い歳月をかけ、積もり積もって巌(大岩)となり、その上に苔が生えるという情景が詠われています。


日本の実直なものづくりは細部に現れます。このこまかなものごとを、作り手、使い手、たくさんの人々と、一緒にかたちづくり、巌となり、苔が生えるほどに長く長く続いていくこと。


それが私たちの願いです。







sazare HP より













こんにちは。toffの鈴木です。





昨日、ご紹介?更新しましたいblogに登場した”sazare”というブランド。





去年の年末頃にベールを脱いだブランドなのでまだそこまでメジャーという訳では無いですが、全て”日本製”に拘った時計を展開しています。




「プロダクトの一部を日本で組み立てるだけで、メイドイン・ジャパンと謳えてしまう現状。日本の実直なもの作りは、細部にこそ表れる。小さなかけら(パーツ)を集め、多くの方の協力を得ながら形にした。“苔のむす(生える)”まで長く愛されるブランドでありたい」





sazare ディレクター 佐藤氏










まだまだ心地良い陽気の残る今年の春にディレクターの佐藤氏を交えて話をする機会がありました。










最初の印象は”綺麗、シンプル”の二つでした。







HPの冒頭に流れている、作成途中の動画。

全部で30分くらいあったでしょうか…?





実際に”日本製”として時計を作る上での実情と苦悩、製作に至るまでの流れ、作り始めてからプロセス…等々の裏側(本音)がしっかりと伝わってきました。  



ケースは福島県、組み立ては長野県、羊革ベルトは埼玉県、紙製パッケージは神奈川県と…勿論、全て日本製。





時計の基礎となるケース部分は「冷間鍛造」と言われる成型方法を採用。

金型でプレス、焼きなまし、プレス、再度焼きなまし……、という工程を何度も繰り返して形成していきます。

(HPの動画で流れるシーンです)



写真だけでは伝わりづらいですが、完成に至るまでに、30以上の工程を日本各地の複数の工場で行なっており、壮大なプロセスを踏んで1本の時計が完成しているということ。



そうして2年8ヶ月の歳月をかけて、出来上がったのが、日本の技術、知恵が凝縮された一本。


ガラス面を複合Rに削り、ケースへとシームレスに結合。

文字盤はそこに合わせて、よく見るとわずかに膨らみがあるように設計。


通常、腕時計には表のフェイスにブランド名が刻印されていますが、[さざれ]では“時計=道具”という考えの元敢えて入れていません。


“ミニマル”と いうとツンとして無機質な印象ですが、10分の1mm単位でディテールに微細な変化をつけることで、シンプルながら愛嬌のある表情に。



写真だけ見ると”シンプル”、”綺麗”と外見の良さは一目瞭然。

ただ実際は、人の手によって実現された微細なふくらみや曲線が、プロダクトに温かみをもたらし親しみを感じる”sazaré(さざれ)”の時計。

手作業であるがゆえ大量生産が困難。

故にオンラインショップでは販売しません。

実際に手に取って、話を聞いて、手に撒いてほしいので。

(どうしてもという方はお電話ください)




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皆様のご来店を心よりお待ちしております。



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